2024/06/08
俺は品出しをしていたんだ。狭い通路で。
俺が品出しをしているためにお客様が誰も通れないぐらい狭い通路。
そこを何を考えたが自動(電動?)車いすのジジィが通過しようとした。
時刻は夕方。夕ごはんラッシュで店の中がうるさくなる状況。
電動車椅子のモーター音に気がつかなかった俺。
ジジ
「どけぇ!!!」
その声と同時に、俺のしゃがんでいた両足が轢かれた。
ふくらはぎに激痛が走ると同時に、悲鳴を上げる俺。
ドガガガンッ!とたくましい音を立てて乗り越えていくジジィ。
ジジィは
「おわわぁぁ!倒れる!!」
とか情けない声を上げながら逃走していた。
俺がうずくまっている声を聞いて同僚が助けに来るまで動けなかった。
その割には、俺は幸いにも捻挫とアザ程度で済み(とは言え、未だに痛いが)、
どうにか仕事を続けていた
そして今日1週間目。
さて、そして一週間立ったわけだ。
俺はいつもの様に品出しをしていると、ジジィに
「おイゴラ!!」
と言われながら、電動車椅子でこづかれた。
流石にヒョイッと避けたが、その声に覚えがあり俺はすぐにヤツだと錯覚した。
俺はすかさず言った
「いかがしましたか、お客様」
と。
社畜の極みである。
ジジィはミネラルウォーターの棚に少し引っかかりながらも凄みコチラを見ていた。
ジジィ「お前のせいで車椅子壊れた。金を払え」