2024/06/08
中学生の頃に父親の洋楽趣味に影響されてギターを始めた。
当時お小遣いなんて月1000円程しか貰っていなかったのでギターを買うために貯金した。
僕は あまりコミュニケーションを取るのが上手ではなかったので友達も少なかったし遊びに行ってお金を使うなんてことも多くなく、お年玉等含めて半年ほどでそのお金は溜まった。
始めるからには そこそこのギターを買いたいと思って楽器屋で
「初めて買うんですが、長く続けられるようなギターが欲しいです」
と言った。今思うとうまく言えてなかったかもしれない。
店員さんのおすすめを聴きながら慎重にギターを選んだ。
僕が買ったギターはFenderという有名ギターメーカーの廉価ブランドSquierのストラトキャスターというギターだった。
店員に安いアンプ、チューナー、シールド、ピック等の初心者セットを付けてもらってその時は
「最近の楽器屋は太っ腹なんだなあ」
とか思っていた。
ギターとを買ったその日は すぐに家に帰ってギターをソフトケースから出して眺めて一緒に買った教則本を一晩読んだ。
学校に行っても休み時間に教則本を読んでふむふむ言ってみたりしてた。
リア充だったら
「えー○○君ギター始めんの〜〜〜?」
みたいな話題で盛り上がったのかもしれないが、学校での空気と溶けこむスキルで右に出るものはいないだろう僕は ひとりひたすらに勉強と練習を繰り返した。
今思うと
「あいつぼっちのくせにギター始めようとしてんぜプププ」
くらい思われていたんじゃないかと死にたくなる。