2024/06/08
Rくんの彼女は時々僕を邪魔そうにみてくるので、そういう
時は ちょっと散歩に行ってくるなんて言って3時間くらい公
園で暇をつぶしたりした。
1週間後僕は家に帰った。
父親はそのうち戻ってくるだろうという態度だったのか驚か
なかった。
母親はひたすらに今までどうしていたのとか、なんでこんな
ことしたのとか聞いてきた。
その日の晩、僕はバンドのために学校をやめること、高校卒
業の歳までは家で貯金をして家をでることを伝えた。
母親は泣いていた。父親は「勝手にしろ。ただ、いざとなっ
たら親に頼ろうなんてことを考えてるならやめておけ」
と言ったが、何故かその時僕は自信満々だった。
バンドをやっていれば、生活するお金なんていくらでも手に
入る。そう思っていた。