2024/06/08
871: 1 ◆WiJOfOqXmc 2012/01/17(火) 01:16:32.04 ID:WJObiXhX0
彼女「あ、富澤くんだ…!ねえねえ、良かったら一緒に帰ろ?」
俺「そのノリ続けんのー?」
急にこっ恥ずかしくなった。
彼女はこうなるとひかない。
俺「吹石じゃん…ま、いいよ。帰ろうか?」
彼女「やったー!」
彼女が手を差し出して手をつなぐ。
それまで幾度と手を繋いだことはあったけど、この時ばかりはなんていうか
すごく恥ずかしかった。
ちなみに、自転車は小学校に置いてあった。
873: 名も無き被検体774号+ 2012/01/17(火) 01:19:28.91 ID:OETuPCP70
心が揺さぶられすぎて
鳥肌たってる。
875: 忍法帖【Lv=37,xxxPT】 2012/01/17(火) 01:23:36.50 ID:VDgxQ9Thi
もうだめだ
これ以上読むのが怖い
878: 1 ◆WiJOfOqXmc 2012/01/17(火) 01:31:26.04 ID:WJObiXhX0
小学校につくと、彼女は疲れちゃったのか、校舎と校庭をつなぐ階段に腰掛けて
「ふう」と息を大きくはいた。
おれは気になって、「待ってて」と言ってすぐに自販で飲み物を買ってきて
彼女に手渡した。
彼女「ごめんね、いつもいつも迷惑かけちゃって…」
俺「何言ってんのさーwおいしそうに飲んで笑顔を見せてくれたらいいんだよw」
そう言うと、彼女はにっこり笑って、立ち上がった。
校舎の脇の犬走りにあったじょうろを持ちだして、水をくみ始めた。
俺「?何すんのー?」
889: 1 ◆WiJOfOqXmc 2012/01/17(火) 01:39:21.40 ID:WJObiXhX0
彼女は、もう誰もいなくなった校庭に、じょうろで何やら描き始めた。
何をしているんだろう?
「ありがとう」
そこにはこんな文字が浮かび上がった。
俺はハッとした。
急いで彼女のもとに駆け寄った。
そうすると彼女の方から抱きついてきた。
彼女は泣いていた。
彼女「ずっと…これからもずっとずっと…一緒にいてくれますか?」
彼女の言葉が脳内をこだました。
891: 名も無き被検体774号+ 2012/01/17(火) 01:40:36.30 ID:t/bOhu8z0
やべぇww泣きそうwwやべぇ…
896: 名も無き被検体774号+ 2012/01/17(火) 01:42:15.96 ID:fo1rgzew0
うわぁ・・・これはくる・・・
まじ泣きそう
898: 名も無き被検体774号+ 2012/01/17(火) 01:43:12.07 ID:2f+qrroz0
こんな彼女出来たらもう他の女がつまらなすぎて別れた後誰とも付き合えないだろうなぁ
900: 1 ◆WiJOfOqXmc 2012/01/17(火) 01:44:36.71 ID:WJObiXhX0
俺「ずーっと一緒にいるよ。ずっとね。」
俺は深く抱きしめた。
彼女が泣き止むまで、頭をを撫でながら、
彼女は泣きながらも「うぇ…わんわん…」とおどけて見せた。
俺は、心が傷んだ。
俺はこの子にこれから何をしてやれるんだろう?
一緒にいて、共に歩く、それしかないと分かりながら。
彼女は半泣きのまま、背負っていた小さなリュックから、何やら取り出そうとした。
903: 名も無き被検体774号+ 2012/01/17(火) 01:45:10.03 ID:lA2XLBU50
二人が今も幸せであって欲しいね