おはなしカフェ

バイト先の牛丼屋に貧乏な父子が来店www家も職も母親もいない様子…可哀想に思った俺は…

time 2017/04/10

バイト先の牛丼屋に貧乏な父子が来店www家も職も母親もいない様子…可哀想に思った俺は…

少し前、資格を取って転職するため、数年勤めた職場を退社してフリーターしながら資格の勉強してた。 
バイト先は牛丼屋で、基本は22時から朝までのシフト。 

2年前のちょうど今時、深夜1時頃にある父子が客で入ってきた。 
父親は30代くらい。
子供は女の子でたぶん2才~3才くらいだと思う。 

深夜にもかかわらず、女の子は眠い感じがなく、活発に喋ってた。 
お冷を持っていったら父親は
「ちょっと注文考えさせて下さい」
と言って考えている。 

当時店は1人シフトで、地方都市の国道沿いの店なもんで他に客は無し。 
そのため、父子の会話が明瞭に聞こえてきた。 

娘「これナホちゃん食べたいなー」 
父「ナホはこれ食べたいんだなー(財布の中身見て)いいよ、これ頼もうか!」 
娘「ぎゅうどんておいしいー?」 
父「うん、すごくおいしいよー!」 

呼び出しのベルが鳴ったので、注文を取りに行った。 

父「すいません、これ(小盛の牛丼)をひとつください」 
俺「他にご注文は?」 
父「以上です」 

え、子供の分しかないじゃん。お金ないのかなーと思った。 

この父子をよく見れば、父親はけっこう着古したスラックスにヨレヨレのYシャツ。 
娘は、もう5月も終わる時期なのにスウェットっぽいズボンに毛玉いっぱいついた長袖。 
荷物は汚い大き目のリュックひとつ。 
それに、明らかに何日かは風呂も入ってないなって感じの風貌だった。 

まあ、でも仕事は仕事なので、あまり気にせず、すぐに牛丼を持っていった。
すると案の定、父親は全く食べずにすべて娘に食べさせていた。

父「ナホ、おいしいか?」
娘「おーいしー!とうっちゃん、とうちゃんは食べないのー?」
父「父ちゃんもうお腹いっぱいだから、ナホちゃん全部食べてな」

やばいこれ、なんかコントとかでよく見るアレじゃん!
こんな親子が実際にいるとは・・・・
不憫だ・・・明らかに家も無く職も無くみたいなアレだわな。
さらによく見ると、父親の頬はコケていた。
娘はちょっと髪の毛がボサボサだけどかわいいおかっぱ頭の女の子。
この子に十分に食べさせるために本当に頑張ってるのかなって思った。

でもいくら1人シフトとはいえ
「これはサービスです」
とか言って並盛1杯おごってやるとかは考えてなくて、会計済ませたら出て行くだろうぐらいに思ってた。

そしたら…

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引用:オトコの本音
画像出典:写真AC

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