おはなしカフェ

ある日、玄関の取っ手部分に異臭を放つ袋が下がっていた…

time 2022/12/29

ある日、玄関の取っ手部分に異臭を放つ袋が下がっていた…

717: 702 2009/01/16(金) 16:52:03 ID:l6dqWWzlO
支援ドモです!

そしてその日から、正体不明の嫌がらせはどんどんエスカレートしていきました。
毎日のように郵便受けに届けられる「死ね」とだけ書かれた手紙、きっちり3日置きにドアに
ぶらさがっている動物の死骸入りのビニール袋、1日100件を超える非通知電話。
非通知電話を着信拒否すると、今度は夜中に部屋の前にやってくるようになりました。
毎晩深夜2時にやってきて、きっちり10分間、チャイムを押したり
ドアをたたき続けたり、体当たり?をしたり。
怖くて怖くて、ドアを開けて直接犯人と対峙することなんてとても出来ませんでした。
はい、チキンです。ごめんなさい。

しばらくはK助や友達の家に避難したり、逆にK助に泊まりにきてもらったりして過ごしました。
とにかく1人でいることが怖くてたまりませんでした。
どこにいても誰かに見られているような気がしたし、誰と話していても誰かに聞かれている
ような気がしました。
そんな私をK助は必死で支えてくれて、出来るだけ一緒にいる時間を作ってくれていました。

719: 恋人は名無しさん 2009/01/16(金) 16:54:53 ID:hJ7MTBmQ0
K助の自作自演じゃないよな・・・
(((((;゚Д゚))))

722: 702 2009/01/16(金) 16:58:27 ID:l6dqWWzlO
そしていつものように友達の家に避難していたある日のことです。
最も恐れていたことが起きてしまいました。

「そいつ」は、友達の家にもやってきたのです。
深夜2時ちょうどに鳴りだしたチャイムは、最初はゆっくり、だんだんと激しく、
最後には狂ったように鳴り続け、そしてぴったり10分後、
嘘のように大人しくなりました。その10分間は私も友達も一言も喋らず、ただ黙って
入口のドアを見続けていました。

私は限界に近づいていました。死にそうなほどの恐怖を感じていましたが、ここに至ってようやく、
激しい怒りも覚えるようになっていました。
迷惑をかけた友達やK助に申し訳なく、また、私ばかりでなく
周りの人にまで危害を与えた犯人が憎くてたまりませんでした。
嫌がらせを受けるようになってからずっと、私は
これまでの自分の行いを必死で思い返していたのですが、どれだけ考えても、
これほど陰湿で激しい嫌がらせを受ける原因に思い当たらず、
またたとえ自分の気付かないうちに原因を作っていたのだとしても、その報復にこんな陰湿な手を
使う知り合いなど心当たりがありませんでした。

思い詰めた私はどんどんやつれていき、結果としてK助や友達にもさらに
心配をかけてしまうことになりました。完全に悪循環にはまってしまっていたのです。

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