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妊娠16週の妻が、急性白血病の診断を受けた。

time 2020/07/31

妊娠16週の妻が、急性白血病の診断を受けた。

「ずっと一緒にいたい」と書いた写真盾を送った。

「こうやって夫婦になっていくんだね。」と妻は言った。

そしてその後「来年はあるのかな。。。」と大粒の涙を流した。

479: 478 離婚暦×01/04/01(金) 20:52:50
年が明けた。もう病気は休んではくれなかった。
体中の随所を痛がっていた。
抗がん剤の副作用も強烈に出始めた。

モルヒネを始め、眠っている時間が多くなった。
それでも目をあけて話をした。

「あなたの記憶に私との楽しかった思い出を残したいの」
死を悟っていたようだった。

480: 478 離婚暦×01/04/01(金) 20:58:02
3月某日。
仕事中に義父から電話があった。

「旦那を呼んだほうがいいと看護婦に言われた。来てくれ」
仕事を放り投げて病院へ向かった。
何度も妻の手を握り名前を呼んだ。
一度も返事はなかった。

6時間後、呼吸回数が少なくなり、ついに息を引き取った。

481: 478 離婚暦×01/04/01(金) 21:03:01
全てを済まし、今日から仕事に復帰した。
葬儀から遺産の話までバタバタと過ぎた。
もう1週間が過ぎたのか。。。てのが実感。

仕事をしていても突然妻が頭に浮かび、目頭が熱くなる。この心の傷は癒えるのかなあ。

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