2024/06/08
康子:「今までのお話は聞きました」
先生:「!」
康子:「あなたは、教師ではありません」
先生:「はっ?! あんたみたいな教師にそんなこと言われる筋合いないわよ!」
康子:「教師は!!!! あなたのような人では決してありません!!!!」
康子先生が叫ぶ。
この日の言葉は重い。
それは長年の経験、学び、そういったものを
本気でやってきている人の言葉だった。
康子:「教師はいついかなる時でも、生徒のことを一番に考え、
自分の身を削ってでも生徒の日常を守る仕事です!」
康子:「勉強だけ教えるのも、いじめを見逃すのも、
全て教師の仕事ではありません!!!」
静まり返った教室は、康子先生の声がよく響いた。
康子:「教える師匠と書いて教師です!!
それはこれからの人生を歩んでいく次の者達に、
生きて行くことを教えて行く人間のことです!」